無料でかんたん。エックスサーバーでHTTPからHTTPSへの移行するために必要なこと -『front-end』
エックスサーバーでは独自SSLを無料でかんたんに利用できます。他にも無料でSSLを提供しているサーバーはありますが、他の機能やサービス面や値段を考慮して、xserverはとてもいけてるサーバーだと思っています。これを利用してhttpで作成したサイトをhttpsに移行するための手順です。
エックスサーバーでHTTPからHTTPSへの移行するために必要なこと
- 事前にデータベースのバックアップをとる
- エックスサーバーでSSL設定を行う
- WordPressの設定からURLを変更する
- 内部リンクをSearch Regexで全て置換する
- .htaccessをにリダイレクト用のコードを追記する
- SSLエラーのチェック方法
- テーマなどの設定を見直す
- その他サービス・ツールの設定の変更など
事前にデータベースのバックアップをとる
まず作業に入る前に、念のためデータベースのバックアップを取っておきます。プラグインでかんたんにバックアップを取っても、phpadminから直接バックアップを取ってもどちらでも構いません。何かあったときのために最新のsqlファイルを手元に置いておきましょう。
エックスサーバーでのSSL設定
以下のような手順で設定を進めていきます。
- サーバーパネルにログイン
- ドメインカテゴリの「SSL設定」
- SSL化したいドメインの「選択する」
- タブを「独自SSL設定の追加」に切り替える
- 項目を確認後、チェックボックスにチェックを入れずに「独自SSL設定を追加する(確定)」
- しばらく待つ
- タブを「SSL設定の一覧」に切り替える
- httpsのurlにアクセス
- 「このサイトは安全ではありません」的な画面が表示されるので30分から1時間ほど待つ
- 再度アクセスして正しくサイトが表示されたら完了
WordPressの設定でURLを変更
サイトが表示できるようになったら、wordpressの管理画面の設定を変更します。サイドバーの「設定/一般」にある、WordPressアドレス(URL)とサイトアドレス(URL)のhttpの記述ををhttpsに書き換えます。書き換えた後は「変更を保存」します。
内部リンクをSearch Regexで全て置換
サイト内の画像や内部リンクのパスをhttpsに書き換えます。プラグインで一斉置換するのが簡単なので「Search Regex」を利用します。
HTTPSへのリダイレクト設定
http:// のURLから https:// へのURLへとリダイレクトさせます。ドメインのルートに配置した.htaccessに301リダイレクトを記述します。
.htaccess
RewriteEngine on
RewriteCond %{SERVER_PORT} !^443$ [OR]
RewriteCond %{HTTPS} off
RewriteRule ^(.*)$ https://webmanab.com/$1 [R=301,L]
google serch consoleへの登録
HTTPSに移行したサイトは別サイト扱いになるので、httpsで始まるアドレスのサイトを新たに登録します。 登録した後はサイトマップの送信も行っておきます。
Google Analytics の設定
メニューの「管理 / アカウント / プロパティ / プロパティ設定」と「管理 / アカウント / ビュー / ビュー設定」のhttpをhttpsに変更します。
おわります。